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人間嫌いで人間失格な人間の思うままに価値観や独り言を書き綴る散文。(自虐表現が多々有り。お気をつけ下さい)
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夏になった。
まだ、温度的にはさほど暑くはないけれどその内温暖化の底意地を見せてくるだろう。

夏は嫌いだ。

理由、一 人間達ががやがや騒ぐようになるから
理由、二 リストカットだらけの腕を出さなくてはいけないようになるから
理由、三 息苦しさを倍に感じるようになるから

だから嫌いだ。一生冬でもいいくらいだと思っている。
別に僕としては腕跡を他人に見られるのも構わずに半袖を着たって構わないのだけれど、
それは僕の問題であって、他人からの目から見たら大半が「不愉快」になるだろう。
他人の目など気にしたって仕方ないのは重々理解しているが、
僕のリストカットには自己顕示は含まれないから、他人に見せ付けたって利益はないわけで
そうすると「隠す」に越した事はない、という結論に至る。至極簡単な答えだ。

僕の左腕には20本以上の傷跡がある。
幸いケロイドにはならず、薄っすらと白く線が走っているような状態だけれど
見るからに「リスカしました」という傷。何回も傷口傷つけたから治らない。
リスカの傷ってなかなか消えませんよね。
もう、一年くらいリスカはしてない。
自分の中で結構立ち直ったつもりなんだけれど、傷はそんなの無理だよ、て言ってるみたいで
腕はちっとも綺麗になってくれない。
ま、自業自得なんですけど。
でも、そんな後のこと考える余裕なんてなくて、未来とかどうでもいいし、
自分なんて考える価値もないって思ってたから。
だから、何回も繰り返し切った。
無価値で無意義な自分に、「腕を切る」という価値と意義を植え付けた。
赤い血が流れて、精神が落ち着いて、視覚的にも楽しめる。
これで、僕は僕にとって価値が存在する。
そう考えないと耐えられなかった。
それに腕を切れば切るほど、大嫌いな人間から遠ざかっていく気がして、
人間じゃなくなるための儀式でもあった。
僕はもう戻れないほど、あの大嫌いな健常者ではないのだ、と。
その内、リスカの意味がなくなった。
腕を切って、切って、切ったって、僕はどうしようもないほど人間という奴で
どうしようもなく駄目な人間に変わりはなかった。
ちょうど視覚的にも飽きて、耳鳴りとか、過呼吸の発作が少しよくなってきたから
そろそろ潮時にしようと思った。
リスカは役に立たないものに成り果てた。
その他の理由に意識的に切ってたリスカが、知らない間に腕が切れてるなんて事があったり
無意識下での行為になろうとしてたから、これはさすがにやばいと思ったからもある。
この思考をするあたりでどうしようもなく僕は人間です。
リストカッターは自分に甘いとか、精神的に弱いとか言われるけれど
否定はしません。
でも、自分でそう認識するのは分かるが、他人にそう指摘されると少し腹が立つ。
別に同情など欲しくはないが、そう評価する権利はないだろう誰にも。
表面的の繋がりしか求めない人間なんかが他者のメンタルス的な面にこういう時にだけ首を突っ込むのは
おかしい。最初から無関心ならば最後まで突き通せという話。
どうせ、好奇心の応酬なのだろう。本当に人間はくだらない。

手首を切っちゃいけないのは誰にだってわかること。
だけど、どうしようもない程他に選ぶ道がなくて、リスカだけが受け止めてくれる。
だから、切ったことで判断しないで欲しい。切ったことは叱ってくれたっていいけど。
過去の傷と今の思いは「=」じゃないから。このやる気を評価して欲しい。
切るな、と言われたって切ってしまう。僕の場合は。
切った後で気づくこともある。僕みたいに。
矛盾してるのは分かるけれど、遠回りしたっていいと思うよ。

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イトツ
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自己紹介:
自称・FTX(中性というよりかは無性)、Aセクシャル?恋愛アンチ?模索中の学生。リスカ経験者。
08'11月現在、自律神経失調症少し良くなる。
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